平成28年度経済産業省健康寿命延伸産業創出推進事業の全国12社に、
わが(株)TrueBalanceが選ばれました。
その中でも全国的にもトップクラスの結果がでました
南さつま市をフィールドに2ヶ月間の8回コースのりんご教室(体験型健康医学教室)を行いました。
りんご教室での結果
60代 | 62名 |
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70代 | 56名 |
企業 | 43名 |
教室の出席率 | 97% |
へそ周り平均 | -2センチ |
一人当たりの医療費 | -1.97万円(Qauly測定) |
教室での効果を感じた方 | 80%(国立研究開発法人産業技術総合研究所調査) |
体験者の声 | ひざが痛くなくなった 杖を使わなくて良くなった 体が軽くなった 心が明るくなったなどなど・・・・ |
そして平成29年度経済産業省地域におけるヘルスケアビジネス創出事業(生活習慣病予防)一次予防(健康づくり)の全国のモデルになりました!
地域版体験型健康医学教室を中核とした多職種協働事業モデルの検証
実施地域 | 鹿児島県南さつま市 |
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コンソーシアム代表団体 | 株式会社True Balance |
参加団体 | 国立研究法人産業技術総合研究所、鹿児島大学法文学部経済学科、株式会社九州経済研究所 |
事業概要
地域には健康維持につながる多様な資源があるにも関わらず、知識不足や考え方の違いがあるために個人の健康維持活動を最大化できていない。本事業では医師や教師が開発した体験型健康医学教室を個人、地域事業者、自治体に提供することで地域全体の健康意識と知識を高め、個人の健康維持を実現するとともに新たな健康サービスの創出に貢献するビジネスモデルを構築した。
実証内容
- 本事業では個人向け、事業者向け教室を同時に実施し、同じ健康増進意識による需要-供給サイクルを生み、事業者の多職種協働を構築する。
- 医学・栄養・運動・精神の体験型健康医学教室を60代・70代118人に8週にわたり実施し(KPI:出席率90%以上)、健康意識の向上度・変容過程、医学的評価(KPI:メタボ離脱率10%)、教室の経済価値、医療費への影響(QALY:質調整生存率による評価)を調査した。
- ヘルスケア事業者35社40人にも教室を実施し、ワークショップにて多職種協働を推進し、教師志望者3名と、ヘルスケア事業の実施意向をもつ3社を生みだす。
- 5店舗(KPI:5店舗)の飲食店で、既存レシピの食材を見直し、疫学に基づく糖尿病予防食の導入を支援し、サービス品質の向上と周知を行った。
ビジネスモデル
実証で得られた成果
体験型健康医学教室
- 1.2か月間の60・70代教室の出席率は97%、アンケートの結果、身体的・精神的健康度が2.6,3.1ポイント改善した。
- 腹囲が平均-0.8㎝減少し、60代のメタボ離脱率は28.6%で、6ヶ月間のメタボ保健指導に匹敵。
- 医療費は一人当たり年額1.97万円(参考推定値)適正化の可能性、教室1コマの経済価値は2,646円(受講者アンケート結果)。
- 糖尿病予防食提供店5店舗と、教師人材を5名育成、新たにヘルスケア事業を実施する意向を表明した企業が4社うまれた。
60・70代教室生は、教室後、健康度の評価尺度:SF36(偏差値表示、KPI:各2ポイント)の身体的健康度で2.6ポイント改善、精神的健康度も3.1ポイント改善。
QALYによる医療費推定
教室前のQALYと月額医療費は弱い相関がみられた。教室後、QALYは0.028改善し、参考推定値として、医療費は一人当たり月額1,643円、年額1.97万円適正化の可能性が示唆された。
既存レシピの食材を見直すことで、カロリーかつ、適正な酸・アルカリ度の糖尿病予防レシピへブラッシュアップ。単品からコース料理までの糖尿病予防食へ改善。
今後の事業展開
- 体験型健康医学教室は「どうすれば健康でいられるか」を生活習慣に浸透させることで安心と希望を与え、「自らの健康は自ら作り上げる」健康意識・行動変容を引き出す。ヘルスケア事業者も利用者へ適切なサービス提供ができ、健康意識が共有化するため多職種協働が推進され、既存事業が健康に寄与する仕事に変容し、仕事と健康が両立する。
- 今後、個人向け、事業者向け教室を継続し、現地教師人材を育成し、保険者の従来の健康サービスを受託する形で、地域完結型の健康サービス事業を展開していく。地域住民に共通の健康意識の浸透と、事業者の健康サービスの創出ならび、多職種協働の拡大から健康事業の産業化をきたす。これを九州ヘルスケア産業推進協議会(HAMIQ)を通じて近隣市町村へ横展開し、健康モデル都市を増やしていく。
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